プロフィール

楠田理恵 くすだ りえ

リフェクション 代表
キャリアコンサルタント

埼玉県生まれ。
埼玉県立川越女子高校卒。
明治大学法学部卒。

大学卒業後、キッチン関係の専門商社(東証一部上場・社員数400名前後・全国に支店営業所を展開)で16年間事務職に従事。最初の10年は総務部にて人事、労務、採用、育成、庶務等、幅広く担当。昔から「人と人の間に立つ」という経験が多かったが、会社員になってからもその特性が発揮され、社員の相談にのったり、上司から相談役を頼まれることが多かった。

会社員としてのキャリアがステップアップの時期を迎えていた2012年、プライベートでは結婚、妊娠というライフイベントが訪れる。妊娠初期のつわりがひどく、満員電車での通勤が難しくなったため、上司に相談して30分の時差通勤を認めてもらうなどした。これまで、社員と会社の間に立ち、就業規則には載っていない個別具体的なケースに対処する役割を担ってきたが、初めて当事者として、自らの働き方を会社に交渉する立場となった。

当時はまだロールモデルが少なかった。周囲に相談できる人がおらず、総務部という立場上、自分で対処しなければという気持ちも強かった。そのような心理的ストレスに加え、初めて経験する体の変化に、今後のキャリアに対する不安な気持ちが生まれる。

当時、第一種衛生管理者として衛生委員会を運営していたので、産業医とつながりがあった。月に一度、安全・衛生について相談していたが、その時初めて自身の働き方について相談した。自分の中ではすでに退職を決意し、上司にまで伝えていた。それでも、「本当にこのまま辞めてしまっていいのだろうか」という気持ちがまだあり、どうしても誰かに話したかった。

結果的には、産業医への相談をきっかけに退職を取り消すこととなった。

「業務以外のことを相談できる人がいたらいいのに」という気持ちはこの頃に芽生える。

安定期を迎えてからは、産休直前まで精力的に関東圏内の大学訪問を行うなど、採用活動に尽力する。
出産・育休を経て復帰後は、短時間勤務で働くいわゆる「時短ワーママ」を経験。また、2人目の育休から復帰後は、働きながらキャリアコンサルタント(国家資格)を取得。

その後、子供2人の成長に合わせた「働き方改革」を段階的に進め、2021年に起業。
現在は、フリーランスのキャリアコンサルタントとして、企業研修、若手社員の1on1面談を行っている。研修後や面談後の細やかなフォローが強み。特に若手社員の「お母さん的存在」として、精神面のフォロー役を担っている。在職中、「社員の業務外の相談にのれる存在がいたらいいのに」と思っていた役割を今、自分が社外のキャリアコンサルタントとして仕事にしている。

家族:夫と小学生の長女・長男

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